作品の感想

「3月のライオン」の感想。神木龍之介演じる人の温かさを感じさせる感動作

複雑な人間関係の中で生きている我々は、とても繊細で少しの物事や他者からの何気ない言葉で様々な感情を抱き生きています。
人それぞれ孤独や悲しみを背負って生きているなかで、少しでも素晴らしい自分に出会いたいと思って日々もがいて苦しんで必死に生きています。
この映画は、人の温もりや日常で忘れてしまいそうになる周りにいてくれる人の大切さを主人公含め、登場人物たちが改めて思い出させてくれるような温かなストーリーです。
ふと日常で孤独を感じてしまったり、周りの人々の大切さを忘れがちになってしまっている人にぜひ、おすすめしたい映画です。

作品情報

出演: 神木隆之介, 有村架純, 倉科カナ, 染谷将太, 清原果耶
監督: 大友啓史

ストーリー&見どころ

桐山零の川本家3姉妹との出会いから1年、今年も獅子王戦トーナメントが始まったが、最高峰を目指す棋士たちに様々な試練が降りかかる。
トップに立つ将棋の神の子と恐れられる宗谷名人でさえ、ある秘密を抱えていた。一方、零が別れを告げた師匠の家庭は崩壊へと向かっていく。
さらに、ある事件が川本家を襲い、川本家の3姉妹を捨てた父親が現れ、耳を疑う要求を突き付ける。強くならなければ大切な人たちは守れない―

アマゾンより

「3月のライオン」のネタバレなしの感想

人の大切さ温かさ、問題や孤独、悲しみを抱えて生きているのは決して自分一人ではなく誰もが少なからずそのような感情を持って生きているんだと感じました。
周りの人々の温かさに触れて生きてくことができている、また強くなっていくこともできるんだと改めて実感させられました。
忘れかけてしまうようなことをこの映画を一本観た後で思い出せたような気がします。
自分の弱さを認めさらけ出し、その自分の弱さに立ち向かっていく主人公や周りのキャラクターに自分が重なり自然と涙がこぼれ落ちてしまいました。
私はこの映画を観て、自分に向き合い自分を支えてくれている大切な人々に改めてありがとうと言葉でも行動でも示していこうと思いました。
この素晴らしい映画はおすすめの映画です。




※ここからはネタバレありの感想になります。まだ見ていない人でネタバレはちょっと困るって方は見ないようにしてください。



「3月のライオン」のネタバレありの感想

主人公桐山零が、安井6段との対局に勝利し安井6段から不条理な怒り、憎しみのような感情を浴びせられ桐山零はとても強い絶望感を感じ自分には将棋しかないんだと一人空に叫ぶ姿は将棋で勝ち上がりそこでしか自分の価値を見い出すことができない自分に苦しんでいるようにも見えました。
桐山零がよくしてもらっている川本家のひなたが学校でいじめられている友達をかばうことで自分がいじめの標的になってしまうシーンはとても印象に残っています。
そんななかでも、自分のやったことは間違ってはいないと正面から立ち向かい周りの人々にも助けてもらうシーンは現代のいじめ問題についても考えさせられるシーンでした。
桐山零が強い不信感、対抗心を燃やす相手、後藤9段と対局し勝利するシーンでは将棋を通して様々な場面でも決して一人ではなく助けてくれる仲間、言葉が自分にはあるんだと思い返され主人公同様に観ているこちらも思わず涙を流してしまいます。
将棋で勝つこと、強くなることでしか生きることができず自分に価値を見い出すことができない少年の迷いながらそれでも周りにいる人の温かさに触れ、強くたくましくなっていく姿はとても感動的でとても心揺さぶられる映画です。心温まる、そして考えさせられるこの映画はとてもおすすめです。ぜひ、ご覧になってみてはいかがでしょうか?